こんにちは。ビックリバーです!
今回は住友林業のテクノロジー展示場での話を書いて行きたいと思います。
住友林業の営業さんとテクノロジー展示場を見学してきました。
テクノロジー展示場の予約方法と内容
見学は、営業さん経由で予約できます。(展示場HPからの予約も可能なようです)
コロナの関係か、1回につき3組程度となっていました。
説明の内容としては、
・到着順に1組ずつ部屋に通され、ビックフレーム構法についての動画を鑑賞
・ビックフレーム構法について
・住友林業の基礎について
・ビックフレーム構法の剛結合と鉄骨造、従来の在来構法との比較実演
・オウシュウアカマツについて
・住友林業の防蟻(タームガードシステム)について
・キャンティ、ラーメン構法について
・木連れパネル+吹き付け、サイディング、外壁断熱について
・見学会終了後は、営業さんと打ち合わせ
といった流れでした。
ビックフレーム構法については、前回の記事でも記載しました。
住友林業の基礎
住友林業は、鉄筋コンクリートのべた基礎を採用しています。
プランに応じた基礎を一邸ごとに最適な基礎設計をプランニングしてくれます。
ビックリバー夫婦は、3階建てで検討しているため、その点を聞くと、
3、4階建てはスラブ厚は210mm、ダブル配筋になるそうです。(2階建ては、スラブ厚180mm)
- コンクリートの強度
住友林業のコンクリートの耐久設計基準強度は24N/m㎡です。
※コンクリートの強度はこちらのページに詳しく記載されています。
- 基礎形状
標準では、立ち上がり幅(基礎の横幅)16㎝、地盤に接するスラブ部分の厚さは18センチの鉄筋コンクリートのべた基礎を採用。
- かぶり厚
かぶり厚とは、基礎を鉄筋で覆っているコンクリートの厚さのことで、コンクリートの表面から鉄筋の表面までの距離を示します。ここが不足すると錆びの原因となるため、住友林業の家は、十分なかぶり厚を設けて施工しているようです。
住友林業の剛接合 BF構法の金物
住友林業のビックフレーム構法と基礎をつなぐ金物(フィンボルト)は、上下左右4か所に直径3.7センチ・長さ36センチ・重さ2.1キロのフィンボルトが挿入されます。
ビックフレーム構法で建てられる40坪程度の家では、約1トンの金物が使用されるようです。(結構な重量です)
また錆びないようにデュアルコートというクロムフリーの防錆処理がされており、家の基礎を長持ちさせてくれるようです。
住友林業のビックコラム オウシュウアカマツ
住友林業のビックフレーム構法で使用される560mmの柱「ビックコラム」の樹種は、
「オウシュウアカマツ」
です。
日本の国土の900分の1の山林を保有して林業を営んでいると思っていたので、
・仕様される木材は国産
・ゆえに昨今の木材高騰には縁遠い
と勝手なイメージを持っていたのですが、ビックコラムに使用する樹種は国産ではありませんでした。(ここ多くの方が勘違いされる部分だと思います)
ではなぜオウシュウアカマツなのか?というと、ビックコラムに埋め込まれた金物(フィンボルト)の引き抜き・圧縮試験において、高い適正が確認された結果の採用のようです。
その他の樹種と比較し、オウシュウアカマツが最も高い強度であることからの採用のようです。
住友林業の防蟻処理 タームガードシステム
木造住宅においてシロアリ対策は必須です。またその対策も各ハウスメーカーにより特徴があります。
各社の防蟻処理をまとめてみました。
住友林業:防蟻シート+タームガードシステム(10年目以降に基礎に設置したパイプより薬剤を注入し散布。薬剤代は10~20万程度。)
積水ハウス:10年ごとの薬剤。2017年より賃貸住宅では、点検口より小型ロボットを用いて薬剤散布を開始。積水ハウスのHPを見ると防蟻処理については、詳細は見つけられませんでした。
ミサワホーム:防蟻シートを床下裏面に貼る「無公害防蟻工法」。10年目に点検・有償リフォーム工事。
一条工務店:工場にて「加圧注入処理」。床下と1階の構造材のほぼすべて、断熱材、バルコニー、破風板にも薬剤を浸透させていく。10年保証。
日本ハウスHD:ホウ酸系の薬剤散布。土台はシロアリが苦手とする檜を使用。10年保証。
ビックリバー夫婦はこのタームガードシステムがメンテナンスがラクで良いなと思いました!
なぜなら、シロアリ点検のために、床下点検口に人が潜り薬剤散布している間、お付き合いするのと、タームガードに薬剤を注入し圧で散布する方法とでは、圧倒的にかかる時間が違います。
しかもこのタームガードシステムは標準仕様に含まれる、非常にメリットを感じました。
(※他のブログを見ると、支店によって標準仕様に含まれるか違うようですので、担当の営業さんに確認お願いします。)
そのほか、接合部、断熱材の説明がありましたが、一番良かったのは、
このタームガードシステムでしょうか。。
実際、テクノロジー展示場にもタームガードの薬剤注入口があり、
「この注入口から薬剤を入れ、パイプを使い圧をかけて薬剤を散布するのです。」
といった説明をしてくださり、よりリアルに感じました。
テクノロジー展示場を見学しての感想
あらためて住友林業の住宅に対するこだわりを体感することができ、非常に貴重な体験でした。
ビックリバー夫婦は、前回間口4mの条件付き土地を検討した際、ツーバイフォーで間取りの自由が取れないことが引っ掛かっていましたので、ツーバイフォー工法を比べた際、ビックコラムで強度を保つことができ、より自由かつ大空間を設計できることがとても魅力に感じました。
予算さえ合えば、住友林業で家を建てたい!と思わせる納得感がありました。
では、都内の斜線目いっぱいの3階建て狭小地で、いったいどんな家がいくらで建てられるのか?
ということになってきます。
見学後の打ち合わせでも、営業さんより、
一度設計士とプランニングしてみませんか?
とのことだったので、ビックリバー夫婦は、住友林業の申込み制度を検討し始めるのでした。
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