こんにちは。ビックリバーです!
ビックリバー夫婦が住友林業と並行してプラン作成を依頼をしたのは、『カンナ社長』・『キリンさんと暮らせる家』でCMなどが流れている中堅ハウスメーカーのアキュラホームです。
今回はアキュラホームのプランの提案・坪単価について書いていきたいと思います。
アキュラホーム 設計士さん
前回の記事にも書いた通り、ビックリバー夫婦の土地は、狭小地ということもさることながら、角地という斜線制限バチバチの土地です。
『角地!わーい!』と思って購入したものの、実は狭小地の角地はかなり制限がかかってしまうことを今回のプランニングを通してまじまじと実感するのです。。。
この斜線制限バチバチの土地を設計士さんの力量でどうプランニングし、最大限ボリュームを取ってもらうか?が最重要課題でした。
アキュラホームは、営業さんがフロントに立ち、こちら側の要望をヒアリングし、それをプラン化するハウスメーカーでした。
話しぶりからは、ビックリバー夫婦のヒアリング後の内容を社内の設計士さんと打ち合わせしながらプラン作成されているようでしたが、実際、営業さんがソフトをいじりながらプラン修正する姿も見られました。ビックリバー夫婦が設計士さんにお会いすることはありませんでした。
不動産屋さんの参考プランは本当に家が建つのか?
よく土地を購入する際、実際どんな建物が建つのか?をイメージするため、
不動産屋さんのチラシに参考プランが載っていることがあります。
その参考プランは、販売するためにボリューム目いっぱいのプランを載せていることが多く、
例えばこういった斜線制限の厳しい土地ですと、
・基礎を潜らせたり、基礎の高さを下げて天井高を稼いだり
・隣地との距離が民法上のギリギリまで迫っていたり
と、構造上、社内基準が満たせず、ハウスメーカーによってはできない・・
など、なかなか現実的にはハードルが高い部分もあったりします。
そのため、ボリュームを取るためには非常に参考になるものの、参考プランベースで考えてしまうと思った以上にボリュームが取れなかったりもします。
また参考プランを見せると、ハウスメーカー側も多少なりとも参考プランに影響された間取り提案になるため、そういった意味では一長一短あると思っています。
実際我が家の参考プランも、基礎が地面の高さより潜っていて、天井高2650程度を取っていたのと、隣地ギリギリまでのボリュームの参考プランだったので、ハウスメーカーさんのプランでは、天井高が低くなったのと、ボリューム自体も狭くなりました。
そういった意味においては、その名の通りあくまで『参考』として捉えるのが良いと思いました。
アキュラホーム 3階建プラン・坪単価は?
2回目の打ち合わせの際、3階建てのプランの提案をいただきました。
不動産屋さんから紹介された参考プランとはまた違った間取りで、雰囲気が違うのが良かったです!
提案いただいた外観だけ少し・・・
ちなみにアキュラホームのプランでは、隅切り部分は斜めの壁で対応できていました。
※ハウスメーカーによって、斜めの壁は、耐震性・構造上の問題から不可というハウスメーカーもありました。
当たり前ですが、道路斜線/隣地斜線も考慮されたプランです。
オレンジ:道路斜線制限 青:高度地区指定による隣地斜線制限
オレンジは道路斜線。
現状プランではバルコニーで逃げていますが、これが居室となるとこのオレンジ線をオーバーしてしまうため、ベランダにせざる負えません。これは致し方ありませんが、この斜線の関係で、3階のボリュームが制限を受けるのです。。。
青は、北側の隣地斜線制限。
北側の青ラインが北面の立ち上がり5mの部分、2階フロアの天井が斜めになっているのがわかりますでしょうか?(母屋下がりと言います)
そのため、2階の北側は少し屋根が母屋下がりになる(屋根がかかる)のと、3階も屋根が下がっている箇所が南面、北面ありますので、こちらも両方母屋下がりとなっています。
そして!いよいよの見積提示を受けました!
3階建プランの坪単価は、
本体工事と付帯工事、消費税も合わせると、驚異の120万円超えです( ゚Д゚)
(※本体工事、付帯工事、消費税込で記載しています。地盤改良、インテリア、確認申請料、ローン手数料などは含まず)
思っていたより高い。。。
ビックリバー夫婦の土地ですと、おおよそ延床で25~30坪程度です。
狭小地の場合、キッチン、バスなど基本的にかかってくるコストは、必然的にかかってきますので、広い土地に建てるよりも坪単価が上がる傾向はあります。
しかし、思っていたより高いな~(2回目・・汗)
そもそも付帯工事が高い!
本体工事は高くないものの、この付帯工事のおかげでだいぶ坪単価を押し上げています。。
そして職人さんの駐車場代は別途実費が発生するようです。(土地が狭いため、建築中に工事車両を停められるスペースがないためのよう)
割高な理由を質問すると、ビルトインガレージと、3階建ては割高になるとの説明。
う~ん。ここから値引きが入ることはないと営業さんが言っていたことも考えると、延床面積の割に高いな~。といったところが率直な感想でした。
アキュラホーム 2階建プラン・坪単価は?
3階建プランの予算を伝えられ、私たちのアキュラホームだったらこのくらいだろうという、まったく勝手な想定予算を超えており、若干引き気味のビックリバー夫婦に営業さんは、
実は2階建のプランも勝手に作らせていただきまして…
と、手元に持っていた2階建プランの説明をし始めました。
2階建プランの特徴としては
- 2階リビングに吹き抜け
- 駐車場なし(今は車なしだが将来的なため、駐車場は欲しいと言ってる)
- 駐車場がない分、1階スペースにゆとりが出て、3部屋を配置
- トータル3LDK(要望は満たしている)
さらに
2階建のプランでしたら、全館空調サービス、太陽光もおつけします!
とのこと。
確かに吹き抜けは憧れるし素敵だし、全館空調、太陽光良いな。。。
でも駐車場ないよね??(今時は、カーシェアの方がコスト的にも良いのではないか?と。笑)
そこで感じたことは、3階建プランより断然2階建プラン押しということがひしひし。。
それでも建築費高騰の影響か。。2階建てプランの坪単価110万円弱でした( ゚Д゚)
(※本体工事、付帯工事、消費税込で記載しています。地盤改良、インテリア、確認申請料、ローン手数料などは含まず)
2階建てと3階建てプランのそもそもの違い
3階建てより2階建ての方が予算感が低く、
なおかつ全館空調・太陽光もお付けしてのお見積りです!
と3階建プランより2階建プラン押しな営業さん。(延床面積はその分少なくなります)
何故そう感じるかというと、木造3階建は建物の構造から建築確認申請を出す際に構造計算が必須になっています。
また木造3階建は2階建と違い、建物は建築士法で、一級建築士もしくは二級建築士の設計が必要と定められています。
都内で狭小地、凖防火地域、斜線規制バチバチ、そんな制約の中で、3階建を建てようと思うと、その分手間もコストもかかります。
しかも高度地区指定で高さ制限があるため、北側の立ち上がりは5mまでに収める必要があり、一般的な基礎の高さであっても、2階の北側が母屋下がりといって、屋根がかかってきます。
そのため、基礎・階高の社内基準を設けているハウスメーカーもあり、そもそも受け付けてもらえないハウスメーカーもあるのです。
太陽光についても、3階建ての場合、斜線制限のあるエリアでは、大きな屋根が取れません。
そのため狭小地ともなると太陽光を載せる屋根スペースがさらに限られ、太陽光のメリットが薄くなってしまう現実もあります。
2階建てであれば、高さ制限もクリアでき、屋根スペースを広く確保できるため、太陽光パネルが載せられるということです。
そんな向こうの思惑を感じつつも、まだまだハウスメーカーから、具体的なプランニングと金額提示を受けはじめた段階でしたので、一旦検討させていただくことにしました。
またアキュラホームの標準仕様については、別の機会に書いていきたいと思います。
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